ゴスペルというのは、GOOD NEWS(福音)という意味です。
「イエス・キリストが私たちのために生まれてくださった!」という喜びの良い知らせ。これを喜びながら歌っているのがゴスペル・ミュージックになります。
ウーピー・ゴールドバーグ主演の「天使にラブソングを」で、日本にもずいぶんゴスペルが普及しましたから、聞いたことがある方も多いかもしれません。
賛美歌や聖歌の要素に黒人奴隷たちが歌いだしたSpiritual(黒人霊歌)がミックスされ、ゴスペルが生み出されていきました。
どんな時にも神様が自分を見守っていてくれているという喜び。
「あぁ、神様、助けてください!!!」という叫び。
「神様、ありがとう!あなたは素晴らしい」とたたえる賛美。
それが、ゴスペルのメロディの中に込められています。
歌っているとなぜだか涙が出てくる。
歌っているとなぜだか元気になる。
そんなゴスペルを歌ってみませんか?
「クワイア」、「クワイヤー」日本語表記では少しずつ異なっていたりしますが、「CHOIR」は「聖歌隊」という意味です。
GOSPEL CHOIRはゴスペルを歌う聖歌隊のことです。
Delightful Choirはその名のとおり「喜びにあふれた聖歌隊」を目指して活動しています。
「ゴスペルって、伴奏なしで何人かの声だけで歌うものでしょう?」って、何度か言われたことがあります。どうやら、「ゴスペル=アカペラ」と勘違いされている方もいるようです。
アカペラというのは「無伴奏で歌うこと」もしくは「メロディーラインをなぞる程度の演奏付きの歌唱」、つまり歌唱スタイルの一つです。
もちろん、ゴスペルの中にはアカペラで歌うものもあるのですが、あくまでもその歌唱形態のひとつであるのです。
おそろく「ゴスペラーズ」が有名になり、彼らがアカペラという歌唱スタイルで歌っていることで「アカペラ=ゴスペル」という定義が無意識のうちに根付いてしまったのかも・・・。
ゴスペラーズのメンバーの方がインタビューに答えられている中に、彼らがブラックミュージックの一つとして「ゴスペル」をリスペクトしているというようなこと言っておられたので、そのために「ゴスペラーズ」と自らのグループ名とされたのかもしれません。
アカペラはイタリア語で“a cappella”と書きます。
これを英語で言うと“in chapel”。
つまり、「礼拝堂で」「礼拝堂風に」という意味。
賛美歌や聖歌がヨーロッパで作られはじめたころ、神様を賛美するのに楽器を使うということが忌み嫌われていたため、無伴奏で歌う「アカペラ」が主流でした。
その後、のちに黒人霊歌(The Spirituals)といわれることになる黒人たちの賛美は、最初、アカペラスタイルでした。
それはなぜか?
彼らは楽器を持つことを禁じられていたこと、彼らは奴隷主である白人たちから隠れて礼拝を持っていたので、楽器で大きな音を立てることを恐れたことが大きな理由として考えられます。
アカペラスタイルのゴスペルは今でも愛され、歌い継がれています。
よく「ゴスペル風POPS」とかありますが、ゴスペルは神様の愛や神様への感謝に溢れる歌であるということが大前提であるので、その辺も誤解を生んでるのかもしれません。
どちらにしても、ゴスペルを歌う人々の生き生きとした表情、魂のこもった歌声に憧れを抱かれてゴスペルに興味を持たれたことから生まれた誤解なのかもしれませんから、それはそれでゴスペルミュージックの偉大さを表す誤解ともいえるのではないでしょうか。
「ゴスペル」って何だ?どんなものをゴスペルっていうんだろう?」と思われた方、ぜひ一緒に歌ってみましょう。
「これがゴスペルか!!」を体感しに来て見てください。